自分のために。
※自分に言い聞かせるために。
昨年、祖父が遺してくれたお金で母が、
パールのネックレスとピアスのセットを買ってくれました。
もう1セット、引き出物のカタログでもらったネックレスとイヤリングのセットを持っていました。
すごくキレイで、母が祖母から受け継いだ真珠と比べても遜色ないぐらいの輝き。
実際はもちろんそこまで高価ではないので、気軽に使えて
ミキモトは鑑賞&特別な時に。普段はこちらを。
という感じで使っていました。
正直ミキモトをつけるのはもったいない、という気持ちもありました。
世のお金持ちの人は、超高い宝石や有名画家の本物の絵は厳重な金庫に保管し、
そっくりな贋作を身に着けたり、飾っているという話を聞いたことがありますが
そんな感じですかね。(全然、ちがう。笑)
そんな方々は身の安全のためにそういう対策を取る必要もあると思いますが
パールをつけるなんて年に数回しかない機会には、
いつでもミキモトをつけた方がよいのではないか?と思ったのです。
そもそも、
ミキモトをつけるのはもったいないという気持ちがある時点で
わたしはそれにふさわしくないと思っているのと同じだと思うんですよね。
『逃げ恥』を観ていた時、旦那さんは、
自尊感情の低い平匡を「低すぎだろう!」と笑っていましたが、
わたしは全然笑えませんでした。
なぜなら、わたしも自尊感情が同じくらい低いから。
自尊感情は誰も高めてくれません。
お金を払って、いつもわたしのことを褒めて褒めて褒めまくって、
ものすごく大切に扱ってくれる人を一生雇わない限り、
自分で高めるしかない。
だからせめて、モノぐらいは、
もったいないなんて思わずに、
特別なときじゃなくても使うようにしよう、
自分はこれを使ってももったいなくなんかない存在だ
と思ったのでした。
ちなみに引き出物のほうは、捨てるには忍びなかったので(案外気に入っていた)
ほしいと言ってくれる人のところへ行きました。よかった!
読んでいただき、ありがとうございます。